2008年04月05日

さよならビート


本日5日の日付をもってビートの車検が切れました。
タイミングベルト・エンジンマウントラバー交換・クラッチオーバーホール・サスペンション交換・幌張替えなど走るために車検ついでにやっておきたい修理箇所はこれくらい。
ホイール交換・エアロ装着・板金塗装・シートカバー等々外見上触りたいのはこのくらい。

車検ついでにやるつもりだったのですが積もり積もって結構な額になるのでビートリファイン&カスタム計画は頓挫。・・・走るためだけでもやる事が結構多い&きちんとやらずに乗ったら車を傷めてしまいそうな箇所が多いので、ちゃんと出来ない今のまま車検に出す予定は無し。

でビートに乗れるのは昨日まで。

・・・なのでここ数日別れを惜しむように仕事そっちのけでひたすら走り回ってきました。


これからは嫌いなスプリンターに乗っての移動になります。


渋滞も楽だし、雨漏りもしないし、天気を気にする必要もないし、夏の暑さにバテル事もないし、回転数や速度に気を使って操作する事もないし、スピンする事もないし、渋滞でシフトチェンジにくたびれる事もないし、シフトミスする事もないし、信号停車中に風に草木が揺れる音に心を奪われる事もないし、息子が喜ぶこともないし、すれ違う知らないビート乗りの人と笑顔でサインを交わす事もないし、知らない子供が寄って来る事もないし、スタンドのおっさんや知らない人がビートについて話しかけて来る事もないし、わざわざ9000回転まで回す事もないし、知らない車と追いかけっこする事もないし、良い天気につられてふらりとドライブしたくなる事もないし、自分の腕の未熟さを反省する事もないし、上手く走れた時を喜ぶ事もないし、隣に乗せた女の子と小指を絡めたまま親指と人差し指で器用にシフトチェンジしてマタ〜リドライブを楽しむ事もないし、いらいらした時気晴らしに走る事もない・・・

何一つ楽しくない・・・

でも、それが多分一般的なカーライフ・・・ビートが非日常過ぎるだけ。
周りから見てもそうだろうし、乗ってもそう。

朝、ちょっとした用事で出なきゃいけないと身内が言うので「じゃ、俺が行こうか・・・」と言った瞬間ビートが無い事に気がついてしばし沈黙・・・

バイク好きで車なんて「本当に好みの物でなければ何だっていい」とカロバンなんかに乗ってた頃の感覚じゃなくなってる自分に気がついた。多分ビートはバイクに似た・・・というより僕がバイクに求める機械を自分で操作する喜びをビートは最初から持っていたのだろう。
世界にも類を見ない軽自動車の規格の中に見事に収められたミッドシップスポーツ・・・
S800を生み出した本田宗一郎が最後に見送った車・・・ビートのステアリング
を握ってニコニコしてたそうだけど・・・バイクメーカーから自動車メーカーの道を拓いたSに通ずる物を感じていたのかもしれないなぁ・・・なんて思えば思うほどビートがホンダの墓標の様に思えてしまう。


抜け落ちた物を埋めるすべも無く迎えた休日…DUCATIが一番だったはずなのに贅沢なもんだと思いながらも自省には至らずため息が出る。

きっと代わりのモノなんて最初からなかったんだと思う。


posted by 犬すけ at 10:16 | Comment(17) | TrackBack(0) | Motor | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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