2011年06月11日

理科室の怪・・・

学生の頃、学校の理科室ってなんか不気味だったって感じてた人は少なくないと思います。
私もその一人で、独特の薬品臭さとホルマリン漬けの標本の不気味さ
室内のどこかひんやりとした空気にどことなく薄気味悪い印象を持っていました。

私が最も嫌っていたのはホルマリン漬けの大小の生物の目玉でしたが
カエルやヘビも当然正視したくはならない様な気味の悪さを感じていました。

当然と言うべきか、どこの学校にもあると思われる理科室に
まつわる怪奇現象の話は私の学校にも伝わっていましたし、
作り話だろうと思いながらも拭い去れない恐怖を
胸の奥に秘めて学校生活を送っていたのです。

しかし、年月が流れ私も気が付けば社会人。
あの薄気味悪い教室の事など忘れ去って生活していました。
結婚もして可愛い二人の息子に恵まれ豊かではありませんが
幸せな生活を送っていたのです。

そう。

アレに出会うまでは・・・


その日、私は仕事で同僚と二人で街中を歩いていました。
大手企業のビルが立ち並ぶビジネス街の人ごみを縫う様に先を急いでいた私は
何かの気配を感じてふと足を止めました。

恐る恐る頭上を見上げた私の背筋は一瞬にして凍りつきました。
あの冷たい空気の漂う一室の記憶が突然蘇ってきたのです・・・
大人になっても無縁ではなかった・・・

全てが終った訳ではなかったのだ・・・

DSC_0040.JPG

言葉を失い立ち尽くしている私の横を忙しそうなビジネスマン達は
何事も無いかのように足早に過ぎ去って行きます・・・

DSC_0040-1.JPG

この部屋にもハブがとぐろをまいてビンの中で息絶えていたりするのだろうか・・・

まるでヘビに睨まれたカエルの様に身動き出来ずにいる私を見て
異変に気が付いた同僚が私の耳元で囁いた言葉は一生忘れられません。




「字が違いますよ」



タグ:理科室
posted by 犬すけ at 10:00 | Comment(2) | 変なの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。